明和4年より現在へと
受け継がれる
大鹿村最大の娯楽

村内には神社の境内などにかつて13ヶ所もの舞台があり、そのうち7つがいまも現存。国立劇場や海外での上演実績もあり、春と秋の定期公演には県内外から多くの見物客が集まります。

国重要無形民俗文化財
に指定

大鹿歌舞伎は1767(明和4)年に上演された記録が残る地芝居で、国重要無形民俗文化財に指定されています。江戸から明治にかけては禁令による取り締まりをかいくぐりながら、人々の最大の娯楽として受け継がれてきました。

大鹿村に伝わる
幻の演目を大鹿村で

演目のレパートリーは「菅原伝授手習鑑」「奥州安達原」など有名どころのほか、「六千両後日之文章(ろくせんりょうごじつのぶんしょう) 重忠館の段」は全国でも大鹿村だけに伝わる幻の演目です。

定期公演

5月3日正午

大磧神社(大河原)

10月第3日曜日正午

市場神社(鹿塩)

大鹿歌舞伎の楽しみ方

パンフレットなどで
事前確認

定期公演では、芝居のあらすじや役者のプロフィールを紹介したパンフレット等が会場で配布されます。開幕前に目を通して知識を得ておけば、楽しさ倍増。

お花(おひねり)
大歓迎

懐紙やティッシュペーパーなどに小銭を包んでひねり、芝居が山場を迎えたら舞台に向けて「アンダースロー」で投げ込みましょう。たくさん作って投げればより盛り上がります。「いいぞ」「待ってました」などの掛け声もぜひ一緒に。

最後の「手打ち」で
盛り上がろう

芝居が終わると、舞台に役者が勢ぞろいして締めの「手打ち」を行います。シャンシャンシャン、オシャシャのシャン」のリズムが大鹿式。太夫の音頭に合わせてご一緒にどうぞ。