樫(シラカシ)

樹高35m、周囲5.9m、樹齢約400年。天正18年(1590)伊那郡代として伊那を治めた菅沼定利は、徳川家康関東移封にともない上野国(群馬県)吉井に赴くことになり、その折、山塩の湧出する鹿塩の地をぜひ見ておきたいと家臣とともに訪れた。本樹はこのときの記念に植えられたと伝えられる。樫木(シラカシ)としては長野県随一の巨木である。