下青木薬師堂仏像群
①薬師如来1体、②日天・月天各1体、③十二神将12体、④大日如来1体、⑤青面金剛1体、⑥聖観世音菩薩1体、18体各々木彫。②③⑤の作者は飯田の仏師井出宇兵衛、元文元年~元文2年(1736~7)作。①④⑥については不明。由来によれば長元年間(1028~1036)御堂島家は戦に敗れて、下青木の地に潜伏し、草野を開拓した。嘉承年間(1106~7)疫病大流行の時には、神仏に祈り災厄を免れている。よって神威を感じ拝殿を設けたところから後々ここを御堂島といった。延宝4年(1676)洪水のため拝殿は流失したが、その跡地を修復し薬師堂・祠を建立した。元文2年薬師如来木像と脇侍の二天を安置し、この年横山の一寺の本尊大日如来を薬師如来の脇に移し、また十二神将も彫刻し薬師の脇侍としている。