野々宮神社舞台

 歌舞伎舞台、木造二階建、切妻造り、間口6間、奥行4間、太夫座、回り舞台、平を正面とする。明治22年8月建立。昭和61年改修。舞台横の宝蔵からは、文化12年の墨書きのある襖絵の収納箱、天保13年の墨書きのある舞台引き幕も発見されている。この舞台のある上蔵集落は、明治から大正にかけて浄瑠璃語りの太夫を輩出した歌舞伎熱の高い地域である。